新ごぼうと普通のごぼうの違いとは?旬の見極め方・皮のむき方・おすすめレシピ

ごぼうは日本の食卓に欠かせない根菜のひとつです。独特の香りと歯ごたえに加え、食物繊維をはじめとした栄養素が豊富なことでも知られています。しかし、皮のむき方や選び方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、旬の時期や新ごぼうとの違い、扱い方のコツに加え、日常的に取り入れやすいレシピもご紹介します。

目次

新ごぼうと普通のごぼうの違い

ごぼうには「新ごぼう」と呼ばれる種類がありますが、実は品種そのものに違いはありません。異なるのは、収穫のタイミングです。

新ごぼうは春から初夏にかけて収穫される早採りのごぼうで、根が細く色も白っぽく、やわらかいのが特徴です。土の香りが控えめでアクも少なく、下処理が簡単で食べやすいため、ごぼうが苦手な方にもおすすめです。

一方、通常のごぼうは秋から冬にかけて収穫されるもので、太くしっかりとした食感があり、濃い風味が持ち味です。香りや歯ごたえを楽しむ煮物やきんぴらにぴったりで、貯蔵性にも優れているため、一年を通して手に入れやすい点も魅力です。

ごぼうの皮のむき方と下処理のポイント

ごぼうの皮にはうま味や栄養素が含まれているため、無理にむきすぎる必要はありません。ただし、土っぽい香りやアクが気になる方は、皮を軽く取り除くとよいでしょう。

皮をむく際は、たわしや丸めたアルミホイルを使って、流水でこすりながら表面の汚れを落とすと、皮も自然と取れます。また、包丁の背で表面を軽くこそげる方法もおすすめです。このとき、削りすぎないように注意しましょう。

アク抜きには、切ったごぼうを酢水に2〜3分ほど浸けておくと、変色や渋みを防ぐことができます。ただし、新ごぼうなどアクの少ないものはそのままでも十分おいしく調理できます。

おいしいごぼうの見分け方

購入時には、先までしっかりと太さのあるごぼうを選びましょう。ひげ根が少なく、表面が滑らかでハリがあるものが新鮮です。柔らかく曲がってしまうごぼうは水分が抜けている可能性があるため、避けた方が無難です。

また、すぐに使わない場合は、洗っていない土つきのものを選ぶと長持ちしやすくなります。新聞紙に包んで冷暗所に保存すると、数日〜1週間ほど鮮度を保つことができます。

簡単に取り入れられる!おすすめごぼうレシピ3選

根菜と豚バラの甘辛炒め

ボリュームがありながら栄養も豊富な一品です。

  • ごぼう:100g
  • れんこん:100g
  • さつまいも:100g
  • 豚バラ肉:150g
  • 片栗粉:大さじ2
  • 油:大さじ2

調味料:しょうゆ、砂糖、だしの素、水(分量はお好みで)

  1. ごぼうは斜め薄切り、れんこんとさつまいもは半月切りにして片栗粉をまぶします。
  2. 豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。
  3. フライパンに油を熱し、野菜を焼いて取り出し、続いて豚肉を焼きます。
  4. 焼いた野菜を戻し入れ、調味料を加えて全体を絡めて完成です。

カリカリごぼうチップス

おつまみやおやつにも最適な、シンプルながら満足感のある一品です。

  • ごぼう:1本
  • 塩、青のり:適量
  • 酢水:適量
  • 揚げ油:適量
  1. ピーラーで薄くスライスしたごぼうを酢水に数分つけてアクを抜きます。
  2. 水気をふき取り、170℃の油でカラッと揚げます。
  3. 揚げたてに塩と青のりを振りかけて完成です。

ごぼうとベーコンのスープ

寒い季節や朝食にぴったりのやさしい味わいのスープです。

  • ごぼう:100g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • ベーコン:2枚
  • 水+コンソメ:500ml
  • 塩・こしょう、油:各適量
  1. ごぼうと玉ねぎを薄切りに、ベーコンは1cm幅に切ります。
  2. 鍋に油を熱し、玉ねぎとベーコンを炒め、ごぼうも加えて炒めます。
  3. 水とコンソメを加えて煮込み、塩こしょうで味を調えて完成です。

まとめ

新ごぼうと通常のごぼうは、収穫の時期と風味の違いが特徴です。どちらも栄養価が高く、それぞれの良さを活かした料理に向いています。皮のむき方や保存方法を押さえることで、ごぼうをよりおいしく楽しむことができます。

今回ご紹介したレシピは、日々の食事に無理なく取り入れやすいものばかり。ぜひ旬のごぼうを活かして、豊かな風味と健康を取り入れてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次