排水溝に歯ブラシを落とした時の簡単な取り方
うっかり排水溝に歯ブラシを落としてしまった場合、慌ててしまう方も多いかもしれません。
しかし、いくつかの方法を試すことで、比較的簡単に取り出すことが可能です。
①棒に粘着テープを巻きつけて取る
割り箸や園芸用の支柱など、細長い棒に粘着テープを巻きつけ、落ちた歯ブラシをくっつけて取り出す方法です。
この際、粘着面は外側に向けて巻き、棒の長さは排水口よりも十分に長くなるようにしましょう。
短いと中で棒ごと落ちてしまうリスクもあるため、注意が必要です。
②火ばさみや長めのトングを使用する
排水口の中が目視できる場合、先端が細く滑りにくい火ばさみやトングを使用して挟み取る方法も有効です。
特にパスタトングなど先端が広いものは使いにくい場合があるため、なるべく細めのものを選ぶと良いでしょう。
③針金ハンガーを変形させて取る
針金ハンガーを曲げて引っかけるような形に整え、歯ブラシを引き上げる方法です。
やや荒いやり方ではありますが、うまく形状を調整すれば取り出すことが可能です。
ただし、ハンガーは元の形に戻らないため、処分を前提に使用しましょう。
④配管のU字部分を取り外して取る
排水管のU字部分を外して、内部に引っかかっている歯ブラシを直接取り出す方法です。
作業前には周辺を片付け、バケツを用意して汚水に備えることが重要です。
また、取り外し前には現状の写真を残しておくと、元に戻す際に役立ちます。
構造が複雑な場合や不安がある場合には、無理に行わず業者への依頼を検討しましょう。
業者に依頼する場合の費用と注意点
費用の目安
業者に依頼する場合、作業費や出張費を含めて3,000円以上が一般的な目安となります。
料金は業者や地域によって異なるため、事前に見積もりを取りましょう。
電話で確認しておくべき内容
- 作業の内容と所要時間
- 追加料金の有無
- 見積後のキャンセルが可能かどうか
トラブルを防ぐためにも、電話での問い合わせ前に状況をメモし、正確に伝える準備をしておくことをおすすめします。
歯ブラシを放置した場合の影響
水の流れが悪くなる
歯ブラシが排水溝に詰まってしまうと、水の流れが悪くなる原因となる可能性があります。
排水の勢いが弱まり、洗面台などの使用感に影響が出ることもあります。
異物の蓄積や詰まりの原因になる
歯ブラシを放置したままにすると、周囲にゴミが付着しやすくなり、詰まりや異臭の原因となることがあります。
長期間放置すると、他の故障を引き起こすリスクもあるため、早めの対処が望ましいです。
まとめ
排水溝に歯ブラシを落とした場合、自力で取り出す方法をいくつか試すことで対応できることもあります。
ただし、無理に取り出そうとして二次的なトラブルを招かないよう注意が必要です。
不安がある場合や取り出しが難しい場合は、専門の業者に依頼することで確実かつ安全に対処することができます。