ちょっとした郵便物や小物の重さを知りたいとき、手元に計量器がないと不便に感じることがあります。
そんなときに便利なのが、スマートフォンを使って簡単に重さを測る方法です。
近年は、スマホに搭載されたセンサーを活用してグラム単位の重さを推定できるアプリが多数登場しています。
この記事では、iPhone・Androidの両方で使えるおすすめの重さ測定アプリや、スマホで安全に計量するコツを紹介します。
スマホで重さを測る仕組みとは?
スマートフォンで重さを測れるのは、端末に搭載された高性能なセンサーのおかげです。
特に「加速度センサー」や「3D Touch(感圧センサー)」を利用して、物体が加える圧力や傾きの変化から重さを推定する仕組みになっています。
アプリはこれらのデータをもとに独自のアルゴリズムで計算を行い、グラム数を画面上に表示します。
ただし、専用の計量器のように正確ではないため、あくまで“目安”として利用するのがおすすめです。
郵便物や軽い日用品の重さを確認する程度であれば、十分に実用的です。
iPhoneで使えるおすすめアプリ
1. 3D Touch Scale
iPhoneの3D Touch機能を活用した人気の計量アプリです。
画面にかかる圧力を感知して重さを計算するため、数グラム単位での目安を知ることができます。
操作はとてもシンプルで、アプリを起動して物を置くだけ。
ただし、3D Touch対応機種(iPhone 6s〜XSシリーズなど)でのみ使用可能です。
2. Gravity Scale
3D Touchに対応していないiPhoneでも使える計量アプリです。
スマホの傾きや微細な揺れを解析して重さを推定する仕組みで、手軽に利用できます。
正確な値を求める用途には向きませんが、簡易的に確認するには十分な性能を持っています。
Androidで使えるおすすめアプリ
3. Working Scale Free
Androidスマホの加速度センサーを利用して重さを測る定番アプリです。
紙やティッシュを画面に敷き、その上に測定したい物を乗せるだけで自動的にグラム数を表示します。
アプリ内でキャリブレーション(補正)を行うことで、より安定した測定が可能になります。
4. Kitchen Scale
料理や郵便物など、日常的な用途に便利な無料アプリです。
画面の上に置くタイプではなく、センサー情報から重さを推定する方式を採用しています。
家庭での軽量な食材や封筒などを測るのに適しています。
5. Weight Scale Estimator
Android・iPhoneの両方で利用可能な汎用アプリです。
端末のセンサーを使い、重さの変化を検知しておおよそのグラム数を表示します。
正確さよりもスピード重視で、手軽におおよその重さを知りたいときに便利です。
スマホで重さを測るときの注意点
スマホを計量器代わりに使う際は、いくつかの注意が必要です。
重いものを直接スマホに乗せると、画面が傷ついたり、センサーにダメージを与える可能性があります。
測定する際は、薄い紙やティッシュを敷いて保護するのが安全です。
また、スマホケースや保護フィルムを外して使うと、より正確な値が得やすくなります。
水平な場所に置き、振動や傾きがない状態で測ることも大切です。
アプリの指示に従い、キャリブレーションを行ってから使用しましょう。
アプリとオンライン計量サイトの使い分け
アプリをインストールせずに重さを知りたい場合は、オンライン計量サイトを活用するのも便利です。
サイトによっては、物のサイズや種類から重さを自動計算してくれるものもあります。
郵便物の送料を事前に確認したいときなどに活躍します。
ただし、スマホのセンサーを利用するわけではないため、実際の測定値とは異なる点に注意しましょう。
目安を知る程度であれば、アプリと併用することでより便利に使えます。
無料版と有料版の違い
多くの計量アプリは無料で利用できますが、有料版では広告が非表示になったり、測定精度や機能が向上している場合があります。
まずは無料版で試してみて、使いやすさや精度に満足できれば、そのまま利用するのがおすすめです。
もし日常的に使う場合は、有料版に切り替えると快適さがアップします。
まとめ:スマホで“簡易はかり”を活用しよう
スマホのセンサー技術を活用すれば、ちょっとした物の重さを簡単に測ることができます。
iPhoneなら3D Touch対応アプリ、Androidなら加速度センサー対応アプリを選ぶと便利です。
ただし、正確な計測が必要な場面では、専用のデジタルスケールを併用するのが安心です。
手軽に試せるこれらのアプリを上手に活用して、スマホをもっと便利に使いこなしましょう。