しかし、「机が濡れてしまう」「パソコン周りがしっとりする」と悩む人も少なくありません。
本記事では、
デスクが濡れる主な原因と、いますぐできる対処法をわかりやすく解説します。
スティック型加湿器で机が濡れるのはなぜ?
ミストの粒が大きすぎる
スティック型加湿器はコンパクトな分、噴霧量や粒のサイズが安定しないことがあります。
ミストの粒が大きいと空中に広がらず、すぐに落下して机が濡れる原因になります。
デスクに近すぎる位置で使っている
加湿器の噴出口と机の距離が近いと、ミストが行き場を失い、周囲に付着しやすくなります。
加湿量が部屋のサイズに合っていない
狭いスペース(車内・デスク周りなど)で強い加湿量を使うと、空気がすぐに飽和し、水滴がつきやすくなります。
フィルターの劣化や詰まり
スティック部分(コットンフィルター)が詰まるとミストが乱れ、机に落ちやすくなります。
机が濡れるのを防ぐための対処法
コースターや吸水マットを敷く
最も手軽な方法が、加湿器の下の周辺に珪藻土コースターや吸水マットを敷くことです。
100円ショップなどでも購入でき、机の濡れをしっかり受け止めてくれます。
- 珪藻土コースター
- マイクロファイバー吸水マット
- ペット用給水マット(吸水力が高く実は優秀)
加湿器の高さを上げる
スティック型加湿器を本や小さな台の上に置き、机との距離を少し作ってあげるだけでも、ミストが空中に広がりやすくなります。
噴出口が机から5〜10cm程度高くなるように調整するのがおすすめです。
弱モードや間欠モードで使用する
デスク周りのような狭い範囲で「強モード」を使うと、加湿しすぎて机が濡れやすくなります。
できるだけ弱モードや間欠運転(一定時間ごとにON/OFF)で使用するようにしましょう。
定期的にフィルターを交換・洗浄する
フィルターが劣化・汚れで詰まっていると、ミストの出方が不安定になり、周囲に落ちやすくなります。
次のような状態になったら、フィルター交換のタイミングです。
- 黄ばみや黒ずみが目立つ
- 毛羽立ちやほつれが多い
- ミスト量が明らかに減ってきた
目安としては1〜2ヶ月に一度の交換がおすすめです。
噴霧口の向きを変える・風を流す
ミストがいつも同じ場所に落ちている場合、噴霧口の角度を少し変えるだけでも濡れにくくなります。
ミニ扇風機や卓上ファンを弱風で当てて、ミストをふんわり拡散させるのも効果的です。
水漏れと思ったらチェックすべきポイント
本体の蓋がしっかり閉まっているか
意外と多いのが、蓋やパーツが「わずかに閉まりきっていない」ケースです。
ごく小さな隙間からでも水がにじみ出て、机が濡れてしまうことがあります。
傾いた状態で置いていないか
本体が斜めになっていると、内部で水が偏りやすくなり、水漏れの原因になります。
デスクの段差やコードの上に乗っていないか、改めて確認してみましょう。
本体の内部パッキンの劣化
長く使っていると、パッキンがゆるんだりひび割れたりして、そこから水が漏れることがあります。
交換用のパッキンやフィルターが販売されている場合は、パーツ交換も検討しましょう。
それでも濡れる時は…スティック型以外の加湿器が向いている場合も
スティック型加湿器は手軽で場所を取らない反面、構造上どうしても机が濡れやすいタイプです。
もし次のような条件であれば、別タイプの加湿器を検討した方が安心です。
- デスク周りに絶対に水を落としたくない
- 高価なPCや機材のすぐそばで使う
- 長時間連続でしっかり加湿したい
その場合は、以下のような加湿器タイプがおすすめです。
- 気化式加湿器(濡れにくく、電気代も比較的安い)
- 吹き出し口が高く、ミストが拡散しやすい縦型超音波式
- 安定した噴霧ができる小型アロマ加湿器
まとめ:正しく対処すればスティック型加湿器は快適に使える
スティック型加湿器で机が濡れてしまう主な原因は、
- ミストの粒が大きい・噴霧が不安定
- 机との距離が近すぎる
- 加湿量がスペースに対して多すぎる
- フィルターの劣化や詰まり
今日からできる対策としては、次のようなものがあります。
- 珪藻土コースター・吸水マットを敷く
- 少し高さをつけて使用する
- 弱モード・間欠モードで運転する
- フィルターを定期的に交換する
- ミストの向きを変え、必要に応じて風を当てて拡散させる
これらのポイントを意識すれば、濡れを最小限に抑えながら、乾燥をしっかり防ぐ快適なデスク環境を整えることができます。
スティック型加湿器はちょっとした工夫次第で、とても心強い“デスクワークの相棒”になります。ぜひ、ご自身の環境に合わせて上手に取り入れてみてください。
