カマキリの餌昆虫ゼリーは食べる?代用できる家庭の食材はある?

カマキリの飼育では何をエサにすればいい?

お子様が外で遊んでいる際にカマキリを捕まえて家で飼いたいと言ってくることはよくあるでしょう。私自身も幼い頃、公園でカマキリを見つけて、家で飼っていました。しかし、最大の課題は「何をエサとして与えるか」という点でした。

カマキリの餌として、生きた昆虫が最適なのか、あるいは昆虫ゼリーのような代替品があるのか、具体的な餌の選択には迷うこともあるでしょう。野生のカマキリが通常食べているものや、家庭での飼育時に昆虫ゼリーを使用する場合の注意点など、カマキリの飼育に関する基本的な情報をご紹介します。

目次

カマキリの餌・昆虫ゼリーは食べる?

結論からいうと、カマキリのエサとして昆虫ゼリーを使うことができます。

カマキリの餌として昆虫ゼリーを利用する際にはいくつかのポイントと注意点があります。

昆虫ゼリーの利点

  • 手軽さ:生きた昆虫を用意する必要がなく、手軽に餌を与えることができます。
  • 衛生的:生きた昆虫を飼育する際に比べて衛生的です。
  • 長期保存:未開封であれば長期間保存することが可能です。

与え方のコツ

  • 小分けにする:昆虫ゼリーは大きな塊で売られていることが多いため、小さくカットして与えましょう。
  • 量を調節する:カマキリは小さな昆虫ですので、一度に大量の餌を与えず、少しずつ与えることが重要です。

注意点

  • 栄養バランス:昆虫ゼリーは基本的に水分補給に適していますが、すべての栄養素を完全にカバーしているわけではありません。たまには生きた昆虫を与えて栄養バランスを整えると良いでしょう。
  • 食べ残しの処理:昆虫ゼリーを食べ残した場合は、腐敗やカビの原因になるため、定期的に取り除く必要があります。

昆虫ゼリーをカマキリの餌として使用する際には、これらのポイントを意識して、健康的な飼育を心がけましょう。

 

カマキリのエサ・家庭にあるもので代用できる?

カマキリのエサには、家庭にあるもので代用できるものがあるのでしょうか?

もしカマキリを捕まえてきたけれども、昆虫ゼリーやコオロギなどの通常の餌が手元にない場合、家にあるもので代用できるのでしょうか?

実は、以下のような一般的な食材もカマキリの餌として使うことができます。

  • ソーセージ
  • 鶏肉
  • 豚バラ肉
  • チーズ
  • ヨーグルト
  • 刺身
  • かまぼこ

あなたの家にこれらの食材はありましたでしょうか?

人間が普通に食べることができるものが、実はカマキリにとっても餌として利用できることは驚きですね。

ただし、特にソーセージ、チーズ、ヨーグルト、かまぼこには多くの添加物が含まれているため、与えすぎには注意が必要です。

また、チーズを与える際には、とろとろに溶けた熱いチーズでは、カマキリが負傷する可能性があるため、固形のチーズを与えるようにしましょう。

 

カマキリのエサの注意点

カマキリ餌を与える際の留意点

カマキリに餌を与える際の頻度と留意点についてお話ししましょう。

前述の通り、昆虫ゼリーはカマキリに与えることができますが、昆虫ゼリーだけでは栄養が不足します。

栄養不足に陥ると、同じ虫かごに複数のカマキリを飼育している場合、共食いの可能性もあります。

したがって、栄養やエネルギーを補給するために他の餌も与える必要があります。

本来の餌である生きた昆虫を時折与えるのが最適ですが、代替としてタンパク質の豊富な食品を与えることもできます。

先述のように、ソーセージや鶏肉などの肉製品、刺身やかまぼこなどの魚介製品を細かく切って与えても構いません。

また、カマキリは活発ですが、体が小さいため、一度に多くの餌を与えたり、頻繁に餌を与えたりすると、過度な摂取が続く可能性があります。

過度な食事が原因で死亡することもあると言われています。これを防ぐためにも、餌を与える頻度は1日1回が適切で、虫1匹分の量にとどめておくべきです。

カマキリの餌の摂取方法は?

ピンセットを使用して、昆虫ゼリーやソーセージなどの餌をカマキリに与えると、その捕食行動を目撃することができます。

カマキリは名前通り、大きな鎌を使って餌を摂取します。大きな鎌(前脚)で獲物を捉え、しっかりと押さえつけ、その後大きな顎でかじりつつ食べます。

餌を摂る前には、体を中脚と後脚で支え、左右の前脚を揃えて胸に押さえつけて折りたたむような体勢をとります。そして、静止して待ち伏せのポーズをとります。

自分より大きな獲物や天敵に対抗する際は、体を大きく反らせ、羽を広げ、前脚の鎌を広げて威嚇のようなポーズをとることもあります。

食事の後は前脚を丹念に舐め、清掃を行います。

このような行動は、生き餌を与えているときにしか見られない瞬間です。昆虫ゼリーや他の餌を提供する際に、これらの瞬間を観察できるかもしれません。

野生のカマキリを見かけるとほとんど観察することが難しいこれらの行動は、迫力があり、特にお子さんは大いに楽しむことでしょう。

カマキリの生態観察に最適な瞬間といえるでしょう。

 

まとめ

カマキリの食事に昆虫ゼリーを利用することは適しています。昆虫ゼリーを与える場合は、高タンパク質・高エネルギーのものを選びましょう。餌を提供するときはピンセットを使い、生きた獲物のように見せてカマキリの興奮を引き出します。また、栄養補完として、肉や魚介製品などタンパク質の豊富な食品も提供することが重要です。過剰な餌の提供は避け、バランスの取れた食事を心掛けましょう。昆虫ゼリーだけでなく、別の餌を活用して食事の多様性を提供することも大切です。

食事のバランスがカマキリにとっても重要であり、これは人間と同じですね。お子さんが捕まえてきたカマキリを大切に育てていただきたいです。昆虫以外の餌をうまく取り入れ、家庭でのカマキリの飼育を楽しんでください。

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