特急ひだは、名古屋と高山・富山を結ぶJR東海の特急列車です。山間を走る風光明媚なルートは、観光目的の乗客にも人気があります。
本記事では、「特急ひだ」のおすすめ座席について、景色を楽しみたい方、静かに過ごしたい方、1人旅やファミリー向けなど、目的別に詳しくご紹介します。
特急ひだの座席の基本構成
普通車とグリーン車の違い
特急ひだの車両は、基本的に「グリーン車」と「普通車」で構成されています。
グリーン車はより座席が広く、ゆったりとした造りで快適性が高いのが特徴です。
普通車でも充分な設備がありますが、長時間の移動にはグリーン車を選ぶ方も多いです。
座席配列は2＋2が基本
普通車・グリーン車ともに基本の座席配列は2＋2です。通路を挟んで両側に2列ずつ配置されています。
そのため、1人旅なら窓側、カップルや家族連れは2席並びを確保するのがおすすめです。
進行方向に対する座席のおすすめ
景色を楽しむなら「右側」がおすすめ
名古屋から高山方面へ向かう場合、進行方向の「右側」の座席が特におすすめです。
車窓からは飛騨川の渓谷、深い山々、そして季節ごとの自然美が広がります。
飛騨金山駅〜飛騨古川駅間では特に絶景が続くため、旅情を味わいたい方には最適です。
富山方面から名古屋へ向かう場合は左側
逆に、富山から名古屋へ戻るルートでは、進行方向左側の座席が渓谷沿いとなります。
往復利用される方は、行きと帰りで左右の座席を変えてみるのも一案です。
静かに過ごしたい人へのおすすめ座席
車両の端・中ほどの座席が静か
静かな空間で本を読んだり、仕事をしたい方には、車両の端や中央付近の座席がおすすめです。
車端部は出入口やトイレから離れているため、乗降の騒音が少なくなります。
また、グリーン車は全体的に落ち着いた雰囲気で静かに過ごしやすい傾向にあります。
自由席より指定席がおすすめ
自由席は混雑しやすく、車内移動も多くなりがちです。
静けさを求める場合は、あらかじめ指定席を予約しておくと安心です。
1人旅におすすめの座席
窓際席で景色と静けさを楽しむ
1人での移動には、やはり「窓側の指定席」がおすすめです。
飛騨路の景色を存分に楽しめる上、通路側に比べて他の乗客との接触が少なく、落ち着いて過ごせます。
グリーン車の端の座席も人気
グリーン車の前方または後方に位置する座席は静かで人通りも少ないため、集中して過ごしたい方に好まれます。
PC作業をする方や読書派には特におすすめです。
ファミリー・グループ向けの座席選び
2列席を並びで確保
家族や友人と一緒に移動する際は、2人掛けの並び席を確保しましょう。
幼い子ども連れなら、通路側を親が確保することで移動もしやすくなります。
車端部に近い席は子ども連れに便利
トイレや多目的室の近くに座席を取れば、小さな子どもがいても安心です。
多目的トイレのある車両番号を事前に調べて、近くの座席を予約するのがおすすめです。
座席の予約方法とおすすめタイミング
ネット予約「えきねっと」や窓口を活用
JRのインターネット予約サービス「えきねっと」や駅の「みどりの窓口」から、座席指定を行うことができます。
繁忙期や観光シーズンは早めに埋まることもあるため、1週間以上前の予約が理想です。
混雑する時期は「指定席必須」
特に春の高山祭（4月）、夏の避暑シーズン、秋の紅葉、冬の雪景色などは、座席の需要が高まります。
自由席では座れない可能性もあるため、必ず指定席を予約しておきましょう。
まとめ：目的別に最適な座席を選んで、快適な旅を
特急ひだは、飛騨の自然美とともに旅を楽しめる魅力的な列車です。
静かに過ごしたい、景色を楽しみたい、1人旅や家族旅行など、それぞれの目的に応じて最適な座席を選ぶことで、より快適な移動が実現します。
ぜひ、次回の旅では本記事を参考に、理想の座席を予約してみてください。
