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「持ち出し中」とは?
宅配便や郵便物の追跡サービスで表示される「持ち出し中」とは、配達員が営業所や集配所から荷物を持ち出し、配達先へ向かっている状態を意味します。これは配達の最終ステータスで、基本的にはその日のうちに配達完了する段階です。
しかし、「持ち出し中」と表示されてから実際に届くまでの時間には差があり、配達ルートや道路状況、天候などによって到着時間が変わります。
持ち出し中から届くまでの一般的な流れ
- 営業所到着:前日の夜~当日の朝に荷物が最寄り営業所へ到着
- 仕分け作業:配達エリアやルートごとに荷物を分類
- 積み込み:配達車やバイクに積載、配達順に並べる
- 持ち出し中:配達員が営業所を出発
- 配達完了:玄関先・宅配ボックス・置き配でお届け
到着時間を左右する要因
1. 配達ルートと優先順位
配達員は効率的なルートで回るため、「持ち出し中」になっても必ずしも最初に配達されるとは限りません。午前指定の荷物やビジネス向け配達が優先され、時間指定なしの荷物は午後や夕方になることもあります。
2. 荷物の量と繁忙期
年末年始や大型セール時期は1人あたりの配達件数が数百件に及ぶこともあり、通常より遅くなる傾向があります。
3. 道路や天候の状況
交通渋滞、大雨、大雪、台風などは配達時間に直接影響します。地方や山間部では特に時間が読みにくくなります。
「持ち出し中」から届くまでの目安
- 時間指定あり(午前):8時~12時頃まで
- 時間指定あり(午後):指定時間帯に到着
- 時間指定なし:午前~20時頃までの間
ただし、繁忙期や天候不良時は目安より遅れる場合もあります。
「持ち出し中」でも届かない場合の主な原因
- 配達ルートの後半に組まれている(夕方~夜の配達になる)
- 不在時に配達済みにならず持ち戻り(インターホンが鳴らなかった、聞こえなかった)
- 誤配や積み忘れ(営業所に残ってしまった)
- 天候・道路事情による遅延
届かないときの確認・対策
- 公式追跡ページで最新ステータスを再確認する
- 最寄りの営業所に電話して配達状況を確認する
- 確実に受け取れる時間を伝え、再配達依頼を行う
- 置き配や宅配ボックス利用を事前設定しておく
配達員の現場事情
配達員は1日に数十~数百件の荷物を抱え、効率よく配るためにルートと時間を最適化しています。午前指定や企業配達が優先されるため、個人宅の時間指定なし荷物は午後に回ることも多いです。
また、マンションではオートロックや駐車場所、エレベーターの混雑も時間を左右します。
まとめ
「持ち出し中」は、配達が最終段階に入ったことを示すサインですが、到着時間は配達ルート・指定時間・道路状況など複数の要因で変動します。
確実に受け取りたい場合は、時間指定や置き配の活用、営業所への連絡を組み合わせることがポイントです。
もし長時間「持ち出し中」のまま変化がない場合は、早めに営業所に確認を入れるのが安心です。