満月にはさまざまな種類がある
夜空に輝く満月には、実はいくつもの呼び名や種類があります。
ここでは代表的なものをまとめてご紹介します。
ストロベリームーン
6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれています。
赤みがかった色合いから恋愛成就に縁起が良いとされ、「恋をかなえる月」として親しまれています。
もともとアメリカ先住民がいちごの収穫時期に現れる満月をこう呼んだことが由来とされ、ロマンチックな意味合いが加わって広まりました。
スーパームーン
「スーパームーン」は、地球に最も近い距離で満月を迎えるときに見られる、ひときわ大きく明るい月です。
通常より直径が14%ほど大きく、明るさも30%ほど増すとされます。
エクストリーム・スーパームーン
満月の瞬間と最接近がほぼ同時に起こる特別な現象を「エクストリーム・スーパームーン」と呼びます。
およそ18年に1度の割合で見られる貴重な天体ショーです。
ミニマムーン(マイクロムーン)
スーパームーンとは逆に、地球から最も遠い距離で満月を迎えるときは「ミニマムーン」と呼ばれます。
見かけの大きさはスーパームーンより約3割小さく、比較するとその差が分かります。
ブルームーン
「ブルームーン」には二つの意味があります。
青く見える月
火山噴火や隕石の衝突などで大気中に細かい塵が舞い、光の加減で月が青く見える現象を「ブルームーン」といいます。
かつては不吉の象徴とされましたが、近年は「見られると幸運になる」とも言われています。
珍しい回数で現れる満月
もう一つは、ひと月に2回満月がある場合や、ひとつの季節に4回満月があるときの3回目を「ブルームーン」と呼ぶものです。
2~3年に一度しか起こらないため「稀な満月」として有名です。
ブラックムーン
「ブラックムーン」は新月にまつわる名称です。
- ひと月に新月が2回ある場合
- 一季節に新月が4回あり、その3回目にあたる場合
- 満月が全くない月
- 新月が全くない月
いずれも珍しい現象であり、「ブラック」という名がつけられています。
占星術の世界では、満月から新月へ向かう期間を指す言葉として使われることもあります。
まとめ:夜空を見上げて月の名前を楽しむ
満月や新月には、さまざまな呼び名と意味が込められています。
ストロベリームーンやブルームーンなど、珍しい月を知ることで夜空を眺める時間がより豊かになるでしょう。
時には月を見上げて「今日はどんな月だろう」と調べてみるのも素敵な楽しみ方です。