使用済み麦茶や紅茶の出がらしパックとコーヒーかすの活用方法

暑い季節には麦茶や紅茶、コーヒーを作り置きする家庭も多く、それに伴い出るのが出がらしやかす。普段は捨ててしまいがちなこれらの“使用済み素材”も、ちょっとした工夫で家事や生活に役立てることができます。身近なアイテムでできる再利用法をいくつかご紹介します。

目次

麦茶パックの意外な再利用法

排水口や生ゴミの脱臭剤に

使用済みの麦茶パックを袋のまま排水口や三角コーナーに置いておくと、生ゴミの嫌な臭いを吸着し、脱臭効果が期待できます。1日程度で交換しましょう。

フライパンやグリルの油汚れ掃除に

麦茶パックはスポンジ代わりとしても使えます。ぬらしてからフライパンや魚焼きグリルの金網をこすると、油汚れがすっきり落ちます。洗剤を使わなくてもOKです。

食器の予洗い用クロスに

皿やコップを洗う前に、ぬらした麦茶パックでひと拭きしておくと、油分やぬめりが軽減されて洗い物がラクになります。

冷蔵庫や靴箱の消臭剤に

電子レンジで600W・約1分加熱して乾燥させた麦茶パックを、空き瓶や通気性のある袋に入れて冷蔵庫や靴箱に置いておくと、消臭効果を発揮します。

観葉植物や家庭菜園の土壌改良材に

乾燥させた麦茶の中身を取り出し、植物の鉢や花壇の土に混ぜると、通気性や保水性がアップします。自然に分解されるので、環境にも優しいです。

アリやゴキブリの侵入対策に(補助的)

乾燥させた麦茶パックを玄関やベランダの出入り口に置くと、香ばしい香りによって虫の忌避効果が期待できることも。効果は限定的ですが、ナチュラルな虫よけとして試す価値ありです。

使用上の注意

  • 使用後は水気をよく切り、必要に応じて乾燥させてください。
  • カビが発生していないかを確認してから使用してください。
  • 掃除や消臭に使ったあとは衛生面を考慮して速やかに処分しましょう。

 

 

紅茶パックや出がらしの再利用アイデア

靴箱や冷蔵庫の消臭剤に

使用後の紅茶パックをよく絞って乾かし、靴の中や下駄箱、冷蔵庫などに入れておくと、紅茶の成分が匂いを吸収し、消臭剤として役立ちます。

花瓶に入れて花を長持ちさせる

ティーバッグの中身を破って茶葉を取り出し、花瓶の水に少量入れると、抗菌作用により切り花が長持ちします。

食器やシンクの掃除に

濡れたままの紅茶パックで蛇口やシンクをこすると、紅茶に含まれるタンニンが脂分を分解し、洗剤なしでもピカピカになります。油汚れのついた食器にも効果的です。

曇り止めとして鏡を磨く

お風呂の鏡や洗面所の鏡を、濡れた紅茶パックでこすっておくと、曇り止め効果が期待できます。表面に薄い皮膜ができ、水滴をはじきます。

冷やしてアイパック代わりに

使用済みの紅茶パックを冷蔵庫で冷やしてから、目元に数分間のせると、カフェインとタンニンの働きでクマやむくみを和らげる効果が期待されます。

肌のパックや手浴・足浴に

紅茶の出がらしをお風呂や手足の湯に入れると、抗酸化作用と殺菌効果があり、リラックスしながら肌の引き締め効果が期待できます。

使用上の注意

  • 再利用前に水気をよく切り、カビや変色がないか確認してください。
  • 掃除や消臭で使った後は早めに処分しましょう。
  • アレルギー体質の方や肌が敏感な方は、肌への使用を避けるかパッチテストを行ってください。

 

コーヒーかすの再利用アイデア

消臭剤として再利用

コーヒーかすをよく乾燥させてから、お茶パックやガーゼに包み、靴箱、冷蔵庫、ゴミ箱、車内などに置くと強力な消臭剤として活躍します。アンモニア臭や生ゴミの臭いに特に効果的です。

掃除に使う

乾燥させたコーヒーかすを玄関やベランダなどにまいて掃くと、ホコリを巻き上げにくく掃除がしやすくなります。また、ぬれたコーヒーかすは油汚れの吸着にも効果があるため、コンロ周りの掃除にも使用できます。

肥料・堆肥として

コーヒーかすには窒素分が多く含まれており、家庭菜園の堆肥や肥料として活用できます。直接土に混ぜ込むよりも、乾燥させたコーヒーかすと落ち葉や米ぬかなどを混ぜて堆肥化させるのが効果的です。

虫除け・猫よけに

乾燥させたコーヒーかすをベランダや庭に撒くと、猫の忌避効果や一部の虫除け効果が期待できます。特にナメクジやアリに対して効果があるといわれています。

針のさび防止用針山に

乾燥したコーヒーかすを布袋に詰めて針山として使うと、かすに含まれる油分が針のさびを防いでくれます。リサイクルと実用を兼ねた一石二鳥のアイデアです。

美容・スクラブとして

コーヒーかすをオイルやはちみつと混ぜて、ボディスクラブとして使用することも可能です。自然素材で肌をなめらかに保ちます。ただし敏感肌の方は使用前にパッチテストを行ってください。

注意点

  • カビ防止のため、使用前に必ず完全に乾燥させてください。
  • 長期間放置すると雑菌が繁殖する恐れがあるため、数週間を目安に交換してください。
  • 土壌に直接大量に撒くと酸性に偏るため、堆肥化して使うのが安全です。

 

ちょっとした工夫で生活が快適に

これらの再利用法は、家庭にあるもので気軽にできるうえに、ゴミの削減や家計の節約にもつながります。捨ててしまいがちな出がらしやかすも、活用次第で立派な暮らしの道具に。溜まりがちな出がらし類を、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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