野菜や果物は鮮度が命。見た目や香りを頼りに「良いもの」を選んだつもりでも、帰宅してから傷みに気づくこともあります。そんなとき、返品や交換を申し出るのは非常識なのでしょうか?通販や店頭購入、それぞれのケースでの対応や考え方についてまとめました。
購入した果物が傷んでいた!返品するのは非常識?
通販で購入した場合の対応
近年はネット注文で野菜や果物を購入する人も増えています。通販サイトでは多くの場合、購入者都合での返品は不可とされています。
しかし、配送時の遅延や事故など、明らかに購入者に責任のない場合には、返品や返金、再送の対応を受けられる可能性があります。
商品到着後、すぐに中身を確認し、傷みがひどいと感じた場合は、写真を撮って販売元に連絡するのが基本的な流れです。
ただし、生ものの特性上、返品ではなく「廃棄して再送対応」という方法がとられるケースも多くあります。受け取りの遅延や保管ミスがないか、自身の対応もあわせて見直しておくと安心です。
店頭で購入した場合の対応
スーパーマーケットや青果店などで購入した果物についても、基本的には「返品前提」での購入ではありません。見た目や状態を確認したうえで選ぶのが前提のため、「思ったより甘くなかった」「食感が好みでなかった」といった理由では、返品対応は難しいとされています。
ただし、購入した果物が明らかに腐敗していた、カビていた、あるいは食べられない状態だった場合には、商品不良として交換や返金に応じてもらえる可能性があります。
その際は、購入を証明できるレシートが必要です。また、購入後すぐに申し出ることが重要で、日数が経過している場合は対応が難しくなることもあります。
返品を申し出る前に気をつけたいポイント
- 購入した日付とレシートを保管しておく
- 商品到着または購入直後に状態を確認する
- 傷みの箇所を写真に記録しておく
- 保存状態に問題がなかったかもあわせて振り返る
果物や野菜は生鮮食品であるため、返品に関しては他の商品のように明確なルールがないこともあります。
対応の可否は販売元の判断に左右される部分もありますが、丁寧に状況を伝えることが、円満な解決への第一歩です。
まとめ
傷んだ果物に対する返品は、「非常識」ではなく、状況に応じて正当な申し出となる場合もあります。
ただし、保存方法や申し出のタイミング、購入記録の有無など、いくつかの条件が重なって対応が受けられるもの。
生鮮品だからこそ、購入時の確認と受け取り後の迅速なチェックを心がけることが、トラブルを防ぐコツといえるでしょう。